モダンコンピューティングの歴史
かなり大部の本だったけれど、連休を利用して読了。
デジタルコンピュータのはしりから、ミニコン、ワークステーション、パーソナルコンピュータまでの一連の流れについて良く書けている本ですね。これまではunixについて(UNIXの1/4世紀 (Ascii books))とか、アップルについて(http://d.hatena.ne.jp/dogatana/20090502/1241228215)とか、個別の本は読んだのだけれど、ここまでの範囲を扱ったのは初めて。
- 計算機といえば空調の効いた部屋にある富士通の大型計算機
- 研究室に筐体はあったけれど電源を入れるのをみたことがないPET
- PC8001の上で動いていたBASICで書かれたソフトウェアとIBMのボールヘッドのついたタイプライタのキーを押すソレノイドの塊の「プリンタ」を使った英文ワープロ
- unixで初めてNFSでファイル共有したときの意味不明さ
- PostScriptプリンタでLaTeXの文書を印刷したときの美しさ
- slakware Linux上のLaTeXでGhostScriptで同じことができたときの感動
- NetWare/Microsoft Officeなど、Windowsベースの開発環境になくなく移ったこと
などが色々想起されました。