廉恥 - 今野敏

いつもの今野敏
出てくる人物像は似通ったものだが、それはそれで良し。

中ほどに出てくる

昔は、「恥を知れ」と、よく言われたものだ。それが日本人の美徳だったと思う。
罪を犯すかどうかについて、一神教の世界では「神が見ている」という抑止装置があると言われる。
日本では、「恥を知る」という精神が同様の抑止装置であったのではないだろうか。

という下りは、一神教というかキリスト教の特徴でよく出てくる話か。
欧米では宗教(キリスト教)が人の精神構造に与える影響が大きいとか。

廉恥

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